「美容常識の9割はウソ」ポイント要約・感想・行動したこと【書評】

美容常識の9割はウソ

こんにちは、リン(@rinrinlab617)です。

美容に関する真実を知りたいと思ってもなかなか辿り着けない。情報過多。
調べていくうちに余計わからなくなったり、曖昧なままではありませんか?

こんな人におすすめ

  • 肌に関する正しい知識を身につけたい
  • 専門家の意見を聞きたい
  • 美容の「意味がある時間とお金の使い方」を知りたい

今回は、とても納得のいく一冊に出会ったので紹介します。
この本であなたも肌の正しい知識を学ぶことができます。

著者は形成外科医長、肌の専門家です。

このブログと本書を読み終える頃には今までの常識がウソだと知ることができます。

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「美容常識の9割はウソ」ポイント要約

「美容常識の9割はウソ」ポイント要約

著者:落合博子
略歴:国立病院機構東京医療センター形成外科医長、再生医療研究室室長、日本抗加齢医学専門医

STEP1 お肌のこと、どれくらい知っていますか?
STEP2 もう惑わされない!知っておきたい美容常識の真実
STEP3 おさえておきたい!お馴染み美容成分のウソホント
STEP4 医師が教える「肌構造が甦るシンプルスキンケア」

STEP1で「皮膚のつくり、役割が理解できた」

形成外科医からすると、美容情報はウソが多いと主張されています。
肌の仕組みを知ることが美肌へのいちばんの近道だと。

角質層のさらに奥まで届くものがあるのかといえば、特殊な薬品や医療技術を用いない限り基本ありません。

表皮、真皮、皮下組織などの名前は聞いたことがある人も多いはず。
そのいちばん外側にある角質層がポイントです。
角質層は死んだ細胞で、ターンオーバーによって自然に剥がれ落ちるものです。
よく化粧品で「肌の奥まで浸透する」という宣伝文句がありますが、あり得ないことなのです。
からだのバリア機能が正常に働いていれば、角質層の奥まで届くことはない。
なんでもかんでも外部から浸透させてはならないのです。

化粧品の中には奥まで届く成分はないけど、薬品にはありますよ、という意味ですね。

STEP2で「化粧品の効果や仕組みが理解できた」

本書からピックアップ

  • 「化粧品」より「医薬部外品」のほうが効果的とは限らない
  • 「オーガニック」「天然由来成分」にもリスクがある
  • SPF15で紫外線93.3%防ぐことができる
  • 顔マッサージは線維組織を壊すから注意
  • 化粧品の「経皮毒」はあり得ない

「化粧品」より「医薬部外品」のほうが効果的とは限らない

「医薬部外品(薬用化粧品)」は、厚生労働省が認可した「有効成分」が一定の濃度で配合されている製品
「化粧品」は、医薬部外品よりもさらに効き目が穏やかで、「肌を健やかに保つ」という目的でつくられた製品
医薬部外品の成分表示ルールは、化粧品よりも甘い

化粧品には全成分の表示が義務付けられています。
医薬部外品には全成分の表示義務がないため、ごまかしがきくということです。
なんとなく医薬部外品の方が格上のイメージでしたが、そうでもないですね。

「オーガニック」「天然由来成分」にもリスクがある

日本には、化粧品に関するオーガニック認定基準がない
「天然=何が入っているかわからない」

オーガニック、天然由来成分だから肌に優しいわけではないです。
肌が弱い人、敏感肌の人には刺激になってしまうこともあります。
普通の化粧品と同じで合う合わないがあるので気をつけてください。

SPF15で紫外線93.3%防ぐことができる

紫外線のUV-AとUV-B

UV-A
炎症を起こしたり、黒くなりにくい
波長が長い、真皮まで到達
光老化の原因
雲や窓ガラスを通り抜ける
UV-B
UV-Aより600〜1000倍強い
肌の浅いところで炎症を起こす
水膨れ、色素沈着しやすい

日焼け止めの成分「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」

紫外線吸収剤
UV-Bに効果あり
化学反応を起こして肌がかぶれる可能性あり
紫外線散乱剤
酸化チタン、酸化亜鉛が原料
UV-A、UV-B双方に効果あり
白くなりやすい
ノンケミカル、紫外線吸収剤フリーの商品

SPF15で紫外線93.3%防ぐことができます。
こまめに塗ることが大切です。

顔マッサージは線維組織を壊すから注意

肌のハリを保つためには、この線維組織をできるだけ壊さずに、たくさん温存したほうがいい

これを聞くと、過去の美顔器たちを疑ってしまいます。
肌は擦ると黒くなる、という指摘もされています。
最善策として肌はなるべく触らないことですね。

化粧品の「経皮毒」はあり得ない

販売されている化粧品を使う分には心配する必要はありません。人のからだのメカニズムを考えれば、起こり得ないからです。
肌の表面にある角質層のバリア機能はかなりすぐれものですから、そう簡単に異物を浸透させることはありません。

STEP1の肌の構造で説明された通り、経皮毒にも通じる内容です。
普通の化粧品を使用する分には心配することはないようです。

STEP3で「化粧品の成分のウソホントが理解できた」

本書からピックアップ

  • シリコンは悪さをするのか
  • シミ、しわ、ニキビにも効く治療薬

シリコンが悪影響を及ぼす根拠はない

科学的にシリコンが毛穴に詰まってからだに悪影響を及ぼすエビデンスはありません。
シリコンの粒子の大きさから考えて起こり得ないのです。
シリコンは油性成分なので洗い流す必要はあるが、粒子の大きさからして毛穴に詰まるということはないそうです。

シミ、しわ、ニキビにはトレチノイン

トレチノインは表皮の細胞をどんどん分裂&増殖させ、皮膚の再生を促します。
強い効果があるということは、副作用というリスクがあることも忘れてはいけません。

トレチノインは医薬品に分類される治療薬です。
ターンオーバーを促進して皮膚を再生するのです。
市販で買える似た成分としてレチノールがありますが、なんと効果は100分の1です。
100倍効果のあるトレチノイン、レベルが違いますね。

STEP4で「結局シンプルなスキンケアがいいと理解した」

本書からピックアップ

  • スキンケア製品は複数使うと効果が弱まる
  • 化粧水はマストアイテムではない

スキンケア製品の複数使用は逆効果

複数使うほど狙った効果が出にくくなります。
肌につける成分はできるだけ少ないほうがよい。
さまざまな成分を使うほど、肌本来の機能が乱され、アレルギーなどが発生するリスクも高くなります。

目当ての有効成分が多いほど逆効果になってしまうのです。
成分はひとつに的を絞って使うようにしましょう。

化粧水は使わなくていい

化粧水をおすすめしないのは、角質本来の機能を乱して、肌を弱めてしまうリスクがあるからです。
化粧水を塗っても時間が経てば肌は乾燥してしまいます。
角質層の機能で肌のうるおいは維持できます。
化粧水にメリットはなく、必要ありません、と言われています。

「美容常識の9割はウソ」感想と行動したこと

「美容常識の9割はウソ」感想と行動したこと

化粧品の成分の見方を変えた
肌に負担をかけない美容法に切り替えた
日常のスキンケアはシンプルになった

本書を読んで感じたこと、行動したことです。

化粧品の成分の見方を変えた

以前はオーガニックや天然成分の方が安全だと思って化粧品を選んでいました。
しかし、化粧品の成分が悪者でからだに害がある、という考え方を改めました。
そもそも効果がありすぎたらそれは医薬品に分類されますからね。
まずは自分の肌に合うか合わないかの見極めが必要です。

肌に負担をかけない美容法に切り替えた

無意識で肌を触ってしまうことはありますが、できるだけ触らないようになりました。
例えばクレンジング。
目元のクレンジングをコットンに浸して、少しの時間待つことができなくて擦ってしまうことがありました。
これはいけない、摩擦。
置くだけにして、拭き取りはそっと。
美顔器とかマッサージも極力していません。
短時間なら良いとのことですが、自分ではほぼやらなくなりました。

日常のスキンケアはシンプルになった

化粧水はメリットがないと知っても、好きなブランドのものを使っています。
これは自己満です。
ただ、以前のようにライン使いで色々なものを重ね付けすることはないです。
余分なものを塗らない代わりに、ターンオーバーの促進はしています。
細胞の生まれ変わりが早まると綺麗な肌でいられます。
塗ることより剥がすことに注目してスキンケアをするようになりました。

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「美容常識の9割はウソ」については以上です。
当たり前だと思っていたことがそうでもなかった、という発見がありました。
今日から取り入れられる知識がいっぱいで読む意味があります。
知っておくと無駄な時間やお金を使わなくて良くなりますよ。

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